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2007.02.23
アンゲームのこと

以前日記にも書きましたアンゲームですが、昨日はケアホームで当直の旦那さま、「利用者さんと遊ぶ」と、持って出かけました。
どうやら、昨夜は1時間半もかけて全部やったらしいですよ。すごいですね~~!
かなり楽しかったようです。
とても良い勉強になったようです。いや、利用者さんの、じゃなくて、支援者のほうの、です。
なぜかというと、文章にあるわからない言葉を、その方にわかるように説明しなくてはいけないからです。
「あなたは責任についてどう思いますか?」のカードでは「責任って?」と聞かれるわけです。
ご本人曰く、「責任ってよく聞くよ。仕事をしている時とか、責任を持ちなさい、とか、責任を取りなさいとかよく言われる」と。
「じゃあ今までは、それは何だと思っていたの?」
「もっと頑張りなさい、って言っていると思っていた。」そうです。
……そうなんだ……。そうか…難しいなあ…。
ちなみに旦那様は、「あなたがやらないといけないことだよ。他の人ではなくて、あなたがやらないといけないこと」と説明したそうです。難しいなあ…。
きっと日常の中で、言われていても、わからない言葉がたくさんあって、でも感情や雰囲気だけは伝わっていて、「あ、何か良く思われていないらしい」とか、「何か悪いことしちゃったのかな」とか、一生懸命考えて、本人なりに解釈して、その中で頑張っていることが多いのでしょうね。
それは、とっても、生きるのにエネルギーを費やしそうです。
だって、理解できれば次からの自分の言動を直しようがあるけれども、具体的に「何が」どうしたのかはわからず、ただ否定された雰囲気だけ感じ取った状態では、次から何をどのように気をつけていいのか、わからないじゃないですか。
何度も同じような失敗を繰り返したり、失敗しないように、相手の顔色を読みながら生活していかねばならず。
それはとてもしんどい生き方ですよね…。
援助する立場の、周囲の私達は、ちゃんと、その方にわかるようにお伝えする「責任」があるのだと思います。
さて、そのアンゲームですが、職員さんによっては、説明が上手くできないようですね。
そういう方は(勿論自分も含めてです!)、日頃いかに、その方に対してわかるようなコミュニケーションのとり方をしていなかったのか、と、大いに反省すべきだと思います。
ただ。単に国語力の問題ということもありますが…(汗)。ああ、やっぱりそう考えると、基礎学力も、ある程度は必要なのね…。
暖かくて、一体今は何月ですか!?という気候でしたね。本当に今夜から冬型になるのでしょうか?
今日は午前中は湖○でのお仕事でした。白木蓮が綻んでいて、驚きました。
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